パドックの見方

パドックとは競馬場で、レース前に出走馬を観客に見せる場所です。競馬場に行ったら馬券を買う、買わないはさておき、パドックは必ず見ておきたいです。

どの馬もサラブレッドで早く走るために育てられた馬ばかりなので、見てるだけでも楽しいものです。初心者の方に関しては初めの見方として絵画や音楽の鑑賞と同じだと思ってください。絵画・音楽に関する歴史や技法一般知識、作者・作品に関する経歴や評論、鑑賞者の感性などが絡み合い、作品の評価が人により違ってきます。 これはパドックでも同じことなのです。パドックで数多くの馬を観察して自らの感性を磨き、自分流の見方を構築するのがベストです。競馬の中級者に多いのが「パドック無用論」です。「パドックを見ても何も変わらないよ・・・」ということをよく聞いたりもしますが、以前こんな出来事がありました。

圧倒的一番人気に推された馬がパドック周回中にいきなり寝転んだ事があり背中が痒かったのか理由は分かりませんがレース結果は惨敗でした。こういう事例もあるのでパドックを全く無視してしまうのはナンセンスだと思います。

万全を期すならパドックを流し見するだけでも損はありません。しかし、そう言ってもまだ競馬に慣れない競馬素人の方はどんな所に注意して見ればいいのかわからないので、競馬のプロに重要ポイントなどを聞いてきました。

パドック内での落ち着き
首を上下に振り、尋常じゃない汗をかいているような馬は気合が入り過ぎて体力を消耗しています。レース前に体力を消耗してしまう馬は、レースでも惨敗する危険性が高まります。たまに気合が入り過ぎて勝つ馬がいますが、そういう馬は元々の能力が高く抜けた実力を持っていたのだと判断しましょう。耳の状態も馬の落ち着きを見る重要なポイントと言われています。真っ直ぐ立っている状態であれば気合乗りが良く、逆にいろいろな方向へ動いているのは不安な状態で落ち着いていない証拠のようです。
体つき
これに関しては多くの意見がありますが、特に競馬のプロで多かったのは、前レースから2ケタ台の急な馬体の増減に関しては慎重な見方が必要とのことです。増減が大きいとあせりますが、惑わされることなく冷静に判断することが重要だそうです。大幅に増えたにしろ減ったにしろ負荷の掛かる調教をこなした競走馬ならそのレースに限れば問題はないと考えています。人間でも体重が減る=病気ではないように、気力と体力が伴っていれば走れるケースの方が多いですからね。
あと、体つきを判断する上で経験や自らの判断材料の構築が必要なようです。具体的に説明すると、過去の「名馬」と言われる馬の写真を入手して自分の掛けようとしている馬と体系を比較するのもいいようです。首から胸にかけての場所、腹部、トモを重点的に比較してみて「名馬」の馬体に近い部分を探したり、それに近い馬を新たに見つけられるかもしれないです。未勝利クラスの馬なら、明らかに「名馬」と体つきが違うのがわかると思いますので、とてもわかやすい判断素材になるということらしいです。
糞の質
これも以外と見落としがちのようですが競馬のプロは必ず糞を確認するということでした。下痢の場合体調が悪い可能性が高いのでいい結果が残せない事が多いようです。

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